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HOME > 文部淫画省 > 鬼畜文学選集 > 『宴のビーナス』(第13夜)

『宴のビーナス』(第13夜)

 刺青を彫られた優子は、目覚めてから見た鏡に映っている自分の体に愕然とした。
 額には牝豚と彫られ、自慢の大きな胸にも形のいいお尻にも、陰毛を剃られたアソコの周りにも卑猥な言葉で埋め尽くされていた。
 檻にまで全身を映される鏡を置かれ、優子はただただ泣くばかりだった。
 他の牝奴隷たちからは同情の目も向けられたが、それは同時に自分たちもと言う恐怖の目でもあった。
 やがて泣きつづけていた優子は、その哀しみから押しつぶされそうな心を守るために自我を閉じ込めていった。
 餌を黙々と食べ、砂を敷き詰めただけのトイレでためらいもせずに排泄し、檻から出されて男たちの前に引き立てられると、されるがままに犯されるに身を任せた。
 さすがにこんな無気力では、奴隷としてはできそこないだ。
 このままでは、本当にただ餌を食べて生きているだけの動物でしかない。
 そこで社長は、担当の調教師に、今一度優子に人間の心を取り戻させることを命じた。
 そして優子は、あるステージに立つことになった。
 優子と綾が捕まった時に催されていたようなショーに出させられるのだ。
 それを聞かされても優子は何も興味を示さずに、ただ「ブヒー、分かりました」と答えただけだった。
 一週間ほどの間に優子はショーのための練習をさせられた。
 自分が変態であることを知らしめるためのセリフや踊り、オナニーの仕方などを教えられる。
 自我を閉じ込め何も考えなくなった優子は、まるで真綿が水を吸収するようにそれらを自然に憶えていった。
 だが、やはり生気の無い優子のそれは、どこか人形みたいで面白味にかけるものだった。
 そしてショーの当日を迎えた。
 天井は低く薄暗いが豪華な内装の部屋にはテーブルが幾つか置かれ、“お客”が談笑していた。
 お客は男性ばかりではない。女性もかなりいる。
 身分は高そうだが、誰もが下卑た表情をしていた。
 部屋の前方には半円形のステージがあり、そこが奴隷たちの痴態をさらす場になることは明らかだった。
 始まりの音楽が鳴り、司会者が手短な挨拶をすると、いよいよショーが始まった。
 まずは定番になってるのだろう、性奴隷たちの華麗で妖艶なダンスだった。
 決して場末のストリップではない、SMをモチーフにしたダンスは、一見すると表でも通用するようなショーだった。
 しかし、そのダンスが終わると照明も切り替わり、とたんに淫靡な雰囲気になった。
 司会者が改めて挨拶をする。
「続きまして、本日のメーンイベントです。人間の頃には古谷優子という名前だった、牝豚のショーをご覧に入れます。みなさん、『盛大』に迎えてやって下さい」
 調教師に手綱を引かれて、優子は四つん這いでステージに出てきた。
「ブヒー。ブー」と鳴き、お尻を振りながらだ。
 さすがに“お客”たちも心得たものでね、とたんに優子に向けて罵声を浴びせかけた。
 それも大声で直接優子に向けたものではない。
 わざと大きな声を出しつつも、隣の人たちに話し掛けるようにだ。
「まあ、大きなオッパイねぇ。いかにも頭が悪そうだわ」
「体中にやらしい言葉が書いてありますね。なんてはしたない女なんだ」
「とても人間だったなんて思えないですね」
 それでも今の優子には、そんな言葉も届かない。
 ただ命じられていた通りに両足で立ち上がって、腰を前に突き出してアソコにつけられたリングを手で引っ張って広げた。
 そして、これもまた与えられたセリフを言った。
「ブヒー。みなさん、はじめまして。ブー、私は古谷優子という人間でしたが、ブヒブヒ、オマンコでしか物を考えられない変態なので、ブー、人間を辞めて牝豚になりました。豚の言葉は、ブヒー、お聞き苦しいかもしれませんが、ブー、人間じゃないので、ブヒーブヒー、どうかお許し下さい、ブー。その代わりに、どうぞ牝豚の私をご覧になって、ブー笑って下さい。ブヒー」
 するとお客たちは、優子を嘲笑した。
 しかしお客たちも、この人形のような口上では心の底からは楽しめない。
 なんでこんなつまらない女がメーンイベントなんだろうと訝しがった。
 それを正確に推し量っていた調教師は、司会者に顔を向けて合図を送った。
「では、ここで、この牝豚のお友達を紹介しましょう。牝豚優子のお友達、便器奴隷の綾です」
 その言葉に優子は我に返って、後ろを振り向いた。
 するとそこには変わり果てた綾の姿があった。
 手のひらを床について歩いていた優子と違い、肘と膝のところで折り曲げられるように拘束されて綾が別な調教師にヨロヨロと引かれて出てくる。
「綾さん!」と素に戻って駆け寄ろうとした優子を傍らにいた調教師が手綱を引いて引き止めた。
 優子は首を引かれて「グッ」とうめいた。
 その耳元に調教師が囁いく。
「いいか、お前は自分から牝豚になることを望んだんだ。そう彼女に分からせないと、お前も彼女も挽肉にして今日のお客さんたちに食べさせるからな」
 それはまさしく死刑宣告に等しかった。
 そもそも約束が違う。
 綾の体に傷を付けないと言うことで、優子は体中に刺青を彫られたのだ。
 なのに目の前の綾の体には、いたいたしい焼き印が、それも便器としての卑猥な言葉が刻み込まれていた。
 しかしそれを抗議して、すぐに殺されてしまったらもともこもない。
 客席を見渡した優子は、テーブルの上に乗っている丸焼きの鳥や豚の料理を見て、一瞬本当にそこに乗せられて食べられてしまう自分と綾の姿を見て蒼くなった。
 目を背けると今度は綾と目が合ってしまった。
 綾の方はステージの裏で優子の声を聞いて、まさかと思った。
 まさか優子があんな恥知らずな挨拶をするなんてと。
 だから、必死に頭の中で否定していた。
 少なくとも、ほとんどその棒読みな言い方に一縷の望みをかけていた。
 だが目の前の優子の姿を見て、綾は愕然とした。
 綾もまた、優子には手を出さないと言う条件で自らの体に焼き印を受けたのだ。
 なのに優子の体には、自分よりもはるかに淫らな、そして多くの文字が刺青によって彫られていた。
 綾の方は口枷がはめられて、優子に向かって言葉をかけることもできない。
 ただ、驚きと哀しみの混じった目で優子を見上げるだけだ。
 二人が久し振りの悲劇の再会に戸惑っていると、司会者が解説をした。
「牝豚優子のお友達は、まだ便器として調教中の村上綾と言います。この二人は実は、このパーティーのことを調べに来た探偵でして、二人は上司と部下との関係です。しかし、どうぞご安心下さい。調査に当たっていたのはこの二人だけで、しかも部下である牝豚優子の方はたくさんのペニスを咥えてるうちに、その探偵社の所在地などの情報も全て吐いて、完全に調教済みです」
 その言葉に綾はさらに信じられないと言うように優子を見つめた。
 その視線に耐えられなくなり優子が目をそらそうとすると、調教師が優子に命じた。
「ほら、本当のことを話してやれ」と。
 それは、つまり「演じろ」ということだ。
 優子は唇を震わせながら、ゆっくりと喋り始めた。
「綾さん、ごめんなさい。わ、私、いん、いん、淫乱…なんです……。毎日オチンチンをもらってたら……、もうお仕事なんかどうでもよくなって……」
 必死に言葉を捜すが、すぐに詰まってしまう。
 なんとか気持ちを出すために、自分で胸とアソコを愛撫し始めた。
 さすがに体の方は調教で感度が高まっていて、すぐに火照ってくる。
 そして優子は、なんとかその感じるままに言葉を乗せていこうとした。
「私…馬鹿なんですぅ。オッパイばっかり大きくて、男の人にセックスしてもらうと、何も考えられなくなっちゃうんです。だから、人間を辞めて牝豚として飼育してもらうことにしたんです。」
 優子の醜態に今度は綾が目を背けようとしたが、担当の調教師が顔をしっかり押さえて優子の方を向けさせる。
 しかも綾に、「ほら見てみな。あれが、お前が体を張って守ろうとした可愛い後輩の正体なんだ。お前も可哀相にな」と言い含めた。
 それを聞いて、優子の方は手が止まりそうになる。
 「違う!」と叫びそうになる。
 それを優子は必死にこらえて、オナニーを続けた。
 しかし集中することができない。
 このまま演じきるのは無理だ。
 優子は調教師の腰元にすがりついてみせた。
「輪姦して……、輪姦して下さい。もっとエッチで馬鹿になれるようにオチンチンが欲しいのぉ~」
 優子は自分から快楽に溺れることで、演じる苦しさから逃れることを選んだのだ。
 もちろん、そう簡単には楽になどしてもらえるわけが無い。
「そんなにチンポが欲しいのか。卑しい牝豚だな。豚なら豚らしく、人間様にひざまずいて頼むんだな」
 調教師の容赦ない言葉にも優子は素直に従った。
 多くの観客のいる中で、綾が見ている前で、優子は土下座をして懇願した。
「ブヒー、私は卑しい牝豚です……。ブーブー、どうか人間様の美味しいオチンチンをたくさん下さい。ブヒー」
 そして調教師が舞台裏に合図を送ると、鍛えぬかれた肉体をした裸の男たちが10人ステージに出てきた。
 男たちは優子の姿が観客席から見えるようにしつつ、優子を取り囲んだ。
「そら、牝豚。しっかり奉仕しろよ」
 
 優子は豚の鳴き声で答えて、四つん這いのまま最初のペニスにむしゃぶりついた。
「どうだ、チンポは美味しいか?」と相手の男に訊かれ、優子は「はい、美味しいです。ブヒー」と答えた。
 答えながら両手も使って、さらに2本のチンポをしごき始める。
 そのあさましい様子に、観客からは下卑た笑い声があがった。
 だがこの程度では“予定”の結果は得られない。調教師は優子を叱咤した。
「おい、牝豚! お前がチンポが欲しいと言うから用意したんだぞ! まだ七本も余ってるじゃないか!」
 白い尻を蹴られて優子は、一度口を離して叫んだ。
「ブヒー、ごめんなさい。オマンコを、私のオマンコを使って下さい!」
「それだけじゃ足りないだろう」
 優子は手も離して自分のアヌスを開いてみせた。
「ブヒブヒ、お尻の穴も使って下さい!」
 それでも足りるわけはない。
 しかし、その言葉に一人の男が優子の下に潜ってマンコに太いチンポを入れ込み、もう一人の男が優子のアヌスに隆々と勃ったチンポをねじ込んだ。
 入れられるたびに優子はいやらしい喘ぎ声をあげた。
 それでも口と手のチンポは離さない。
 ジュポジュポとヨダレで激しい音をさせながらフェラチオをしながら、その手は腰を振るのと同じリズムでチンポをしごき続けた。
 そのテクニックに男たちはそれぞれ絶頂を迎えようとしていた。
 優子もそれを感じたのかますます激しく奉仕しながら、自分の望みを叫んだ。
「せ、精液を、人間様の精液を下さい! ブヒー! 私に精液を!」
 それを合図にしたかのように男たちが次々と射精を始めた。
 最初にアヌスに入れていた男がチンポを抜くと、優子の開ききった穴から精液が逆流して溢れ出た。
 続いて手にしていた右側のチンポから出された精液が優子の顔にかかる。
「もっとぉ! もっとちょうだい! ブーヒー!!!」
 そう叫んだ口の中に、フェラチオしていたチンポから飛び出した精液が飛び込んだ。
「うんんん、うむぅ!」とその精液を飲み込みながらも腰を振り続け、もう一方の手もチンポをしごいた。
「ふぁああああ、キモチイイ。イクぅ! イッちゃううううう!!」
 ビチャビチャビシャと気を失いそうな優子の顔に手でしごいていたチンポの精液がかかると、そのまま体を硬直させてマンコを締め付けた。
 そうしてマンコの中にも精液を注ぎ込まれると、優子はグッタリとステージの上に倒れ込んだ。
 もちろん“ショー”である以上、そのまま寝かしておくわけが無い。
 調教師は優子の顔を踏みつけて起こした。
「ほら、起きろ! まだチンポが半分も残ってるんだぞ!! それともチンポが好きだってのは嘘だったのか!?」
 優子は緩々と上半身を起こすと、自ら足を開いてオマンコを両手で開いてみせた。
「ブヒー、ごめんなさい。オチンチン大好きですぅ。ブヒー、私はチンポが無いと生きていけません。ブヒブヒ、もっと人間様のオチンチンを下さい」
 それを聞いて調教師は次々と優子に質問を浴びせた。
「お前は何のために生まれてきたんだ?」
「男のかたに犯されるためです。ブヒー」
 優子は間をおかずに答えていく。
「お前は人間じゃないんだな?」
「ブヒー、私は人間じゃありません。卑しい牝豚ですぅ。ブヒブヒ」
 優子の答えに迷いは無かった。
「人間として生まれてきたのが、そもそも間違いだったんだろう?」
「ブー、そうです。私が人間として生まれてきたのが間違いです。ブヒー。どうぞ私が人間だったコトを忘れさせて下さい。ブーブー」
 それは今の優子が本気で願っていることかもしれない。
「仕事で世話になった先輩まで裏切って、そんなにチンポが欲しいのか?」
「ブ、ブヒィ、私は……わ、私は…、チンポが欲しいのお! チンポが好きなんですぅ! チンポで毎日犯して下さいぃぃ!」
 優子は一瞬正気に戻されることを恐れて、自分から狂おうとまだ手をつけていない男たちのチンポにすがりついていった。
 しかし、それを見ていた綾の方が狂ってしまいそうだった。
 あの優子が、ドジだが誠実で頑張り屋のはずだった優子が、会えなくなってからどんな目に合っていたのか、こんな変態になってるなど綾には信じられなかった。
 自分は何のために、こんな恥かしい体に改造されたのか。
 綾の心に暗い影が立ち込めてきていた。
 その目の前で、優子はまた下半身の2つの穴にチンポを咥え込みながら、口も手も使って男たちに奉仕を始めた。
 何度も嬌声をあげる優子の顔は白痴のように快楽に酔っているように見える。
 不意に綾の拘束が、担当している調教師の手で解かれ始めた。
 戸惑っている間に手足の拘束が全て解かれた。
 しかし、長い時間肘と膝を折り曲げていたため、痺れていてすぐに立ち上がることは出来なかった。
 そうこうしている内に、優子の喘ぎ声がひときわ大きくなっていった。
 綾の目の前で二度目の絶頂を迎える。
 ヨロヨロと立ち上がり、優子の方へ歩き出そうとすると、綾の調教師が意外な物を手渡した。
 黒く光る鞭。
 差し出されてつい手に取った綾が調教師の顔を見ると、彼は目で優子の方を示した。
 そこには全身で精を受けて満足そうに息を上気させている優子が横たわっていた。
 調教師が綾の耳元に囁く。
「さあ、お前を裏切ったあの女に、その鞭で罰を与えてやれ。せっかくお前が犠牲になって守ろうとしたのに、あの女は自分から牝豚になった変態だったんだ」
 そう言われてもまだ、綾は戸惑っていた。
 だが、調教師はさらに綾に助言した。
「このまま本当に肉便器になりたいか? 手足を切断されて人間じゃ無くなれば、便所に置かれて毎日下の口は犯されて、上の口からは小便と大便だけを食べさせられて“壊れる”まで使われるんだぞ。あの女に罰を与えれば、お前を牝奴隷どもを調教する性奴隷にしてやるぞ」
「た、助けてくれるの……?」と、混乱したままの頭で綾は訊いてしまった。
 調教師は綾の背を押すようにして答えた。
「少なくとも便器にはならないですむぞ。行け!」
 押された勢いで、綾はこけつまろびつしながら優子のそばにまでステージに出てしまった。
 すかさず司会者が観客にアナウンスする。
「ご覧下さい。牝豚となってしまった女に、彼女の先輩が罰を与えます。可愛い後輩のためにと肉便器になることを覚悟したのに、この女が淫乱で変態だったためにそれが無駄になってしまったのですから。どうぞ、この復讐劇をお楽しみ下さい」
 綾は、まだ鞭を持つ手を震わせながら優子を見下ろした。
 この足元に転がってる動物はなんだろう。
 全身に卑猥な刺青がほどこされ、精液にまみれたこの薄汚い肉の塊が本当に優子だったのか。
 しかも今もなお無意識に優子は、手をアソコに這わせて快楽を得ようとしている。
 こんな、こんな女のために自分は、自分は一生消えることの無い屈辱の焼印を体に入れられてしまった。
 綾の心の中に湧いてきた黒い闇は、やがて赤く燃え上がってきた。
 それと一緒に鞭を持っていた右手が高く上がっていく。
 観客もシンと息を詰めて見守っていた。
 そこへ綾の調教師の檄が飛んだ。
「さあ、やれ綾! その豚にお前の苦しみを教えてやれ!!」
 その声に体の方が反応して、綾の鞭が振り下ろされた。
 バシーン!
「ああっ!」と優子が悲鳴を上げて体を仰け反らせた。
 その後も何度も綾は鞭を振り下ろした。
 ピシッ! 「ひいっ!」
 パシーン! 「きゃあああっ!」
 ビシーン! 「うあああああっ!」
 優子は確かに悲鳴を上げている。
 だが、どこか淫らさを含んだこの声はどうだ。
 明らかに優子は鞭で打たれて感じているではないか。
 そんな優子の様子に、綾は無意識にペッとツバを吐きかけた。
 そしてまた鞭を振るう。
「あんたがそんなだから捕まっちゃうのよ!」
 パシッ! 「きゃあああっ!」
「あんたが淫乱だから!」
 ビシーン! 「うあああああっ! ごめんなさいぃぃぃ!」
「生まれたときから淫乱だったんでょ!?」
 ビシーッ! 「はいぃぃ! 生まれたときから淫乱ですううぅぅ!!」
「こんな人たちに犯されて喜んでたのね、変態!」
 パシーン! 「ヒィィ! ごめんなさいいぃぃぃ! 犯されて喜んでましたぁ!!」
「この、バカバカバカバカバカ!!!! 私が、私が苦しんでる時に、このバカ女!!!」
 ビシッ!バシッ! 「うあっ! バカでごめんなさいぃぃぃ!!」
「今だって、どうせ鞭でぶたれて感じてるんでしょ!? この変態女!!!」
 綾の鞭を打つ力が、どんどん増していく。
 優子の皮膚の刺青を掘り返すかというような勢いだ。
 ビシィッ! 「ぎゃあ! はいぃ! 感じてますぅ! 変態だからぁ!!」
「あんた豚なんでしょ!? 豚らしく鳴きなさいよ!!」
 パシーン!「ブヒィ! 私は豚ですぅ! 卑しい豚ですぅ!!」
「この、豚!豚豚豚豚豚豚!!! 薄汚い、豚女!!!!!」
 ビシッ! パシーン! 「ブーッ!ブヒーッ!!」
「人間のフリして、よくも今まで騙してくれたわね!!!」
 パシーン! 「ヒギィ! 人間は、もう辞めましたぁ! 豚として生きていきますぅ!!」
「何が豚として生きていくよ! あんたなんて死ねばいいんだわ! 人間辞めたついでに、死んじゃいなさいよ!!」
 ビシーン! 「いやああぁぁ! 助けてえぇぇぇ!! 何でもしますぅ!!!」
 綾の鞭がピタリと止まった。さすがに肩で息をしている。
「何でも? なんでも言うことを聞くのね?」
「はい……何でも……、だから殺さないで……」
 理性の飛んだ優子には、今まで何度かさらされた死の恐怖が増幅されていた。
「そんな豚にまでなって生きていたいというの。そんなに精液をすすって生きていきたいの?」
 本来なら今まで優子を犯してきた男たちが訊くような事を尋ねられて、優子は素直に答えてしまった。彼らが喜ぶように。
「ブヒー。そうですぅ。精液をいっぱい欲しいんですぅ。だから殺さないで下さいぃぃ! ブヒーブヒー」
 そんな優子に心底失望した綾は、優子の髪を掴んで言い放った。
「じゃあ、私のウンチを食べなさい」
 優子はすぐに「はい、ブヒー」と答えた。
 やはり綾にしてみれば、あの優子のウンチを浴びたことが耐えがたいことだったのだろう。
 あの時は許せたのに、いやだからこそ今の優子には同じ事をしてやりたくなったのかもしれない。
 綾は自分を調教した調教師に「私に浣腸をして下さい」と頼んだ。
 大勢の観客の目など気にならない。
 これは辱められるのではなく、復讐なのだから。
 すぐに浣腸器が用意され綾は自ら腰を突き出した。
 調教師の手で、ゆるゆると浣腸液が注ぎ込まれる。
 そして綾が優子を呼び寄せた。
「豚女さん、いらっしゃい。私のお尻に口をつけるのよ」
 優子は、まるで喜んでいるかのような足取りで豚の鳴き声をしながら綾の元に来た。
 そのまま綾のお尻に顔を埋めると、優子は舌で綾のアナルを刺激した。そう、調教されているのだ。
 綾も思わず吐息を漏らしてしまう。
「やっぱりそうゆう事だけ上手いのね、変態の豚女は」
 優子の方は、「ブヒー、ありがとうございますぅ」などとお礼を言う始末だ。
 二人の関係を知った上でこのショーを楽しんでいる観客たちからは失笑が洩れた。
 やがて綾の便意が高まってきたのだろう、お腹に手を当てて、お尻を優子にもっと押し付けた。
「ほら、出すわよ。しっかりウンチを浴びなさい、この糞豚女!!!」
 そう叫ぶと、綾のアナルから浣腸便が先端を押さえつけたホースから噴出すように優子の顔を叩きつけた。
 ブブーッ! ブビビビビビィーッ! 
 その浣腸便がやむと、今度はブリュリュというオナラを立ててから、長めの固形のウンチがひり出された。
 優子は口で追い、床に落ちるとそれも懸命に口だけで食べた。
 そんな優子の頭を蹴って、綾はさらに命じた。
「ほら、私のお尻を拭きなさい! あんたのその口で!!」
 優子は、ただもう綾の奴隷であるかのように素直に従い、綾の汚れたアヌスを綺麗に舐め取った。
 それでも綾は満足しない。
「綺麗にしたら、落ちた分も残さず食べるのよ、糞豚!!」
 綾の鞭が飛び、優子はまたウンチを食べ始めた。
「どう? 美味しい? ウンチなんか食べて美味しいの? 嬉しいの? 幸せそうな顔して!」
 顔を上げた優子は、「ブヒーッ、美味しいですぅ。ウンチを食べさせていただいてありがとうございます。ブーブー。ウンチを食べれて幸せですぅ。ブーブー」
 そんな優子の姿を見て満足げな笑みを浮かべると、突然スピーカーから優子の声が大音響で聞こえた。
『ブヒッ!牝豚優子はご主人様方にどのような事をされても一切、不満はございません。どうぞ、お気の済むまでこの卑しい牝豚をおなぶり下さい・・・。』
 観客はもちろん、綾もハッと周りを見渡した。
 優子はウンチを食べていた顔を上げてワナワナと震えている。その顔には理性が戻ってきていた。
『へっ!ちったぁ、しおらしくなったじゃねーか・・・。えぇ!』と男の声がした。どうやら優子に話し掛けてるようだ。
『じゃあ、教えてやろう。今から牝豚にしるしを刻むんだよ!わかるか?低脳豚!』
 そんな言葉を受けて優子が答えている。
『ブ、ブヒィ・・・し、しるし・・・・ですか?』
 唐突にステージの上の優子が2本足で立ち上がって叫んだ。
「やめてぇ! やめてええぇぇぇ!!!」
 綾はなんだか分からず、スピーカーの方と目の前の優子とを交互に見る。
 優子と綾の調教師たちは、お互いに見合って不気味に笑い合った。
『おいおい、わかんねぇのか?まったく、鈍いったらないぜ!この家畜豚はよぉ!お前、本当に探偵の助手か?それとも、なんだ?色仕掛け専門か?ぎゃははは!』
『ブヒーッ、ゆ、優子は色仕掛け専門の変態色ボケ豚です・・・。お願いします! しるしって、なんでしょう?教えて下さい』
 録音されているような男と優子のやり取りは、なお続いていく。
 立ち上がった優子は、自分の調教師に走り寄って「やめて下さい! お願いします! お願いいぃぃ! 人間は辞めましたから!! 卑しい豚として生きていきますからァァァ!!!」
 だが調教師は、優子を蹴り倒すと持っていた鞭で打ち据えた。
『ああぁん?入れ墨だよ、イ・レ・ズ・ミ!わかったか?お前みたいな探偵なんて輩は全くもって油断ならねぇからな。もし、万が一ココから逃げ出したとしても世間に出られないような体にしときゃ、心配ないだろ?そういうこった・・・。まっ、運が悪かったと思ってあきらめるんだな』
『そ、そんな・・・・・・・』
 そして優子が恐れていた言葉がスピーカーから流れた。
『なんだぁ?どうした?そんなに青ざめて。イヤならやめてやっても、いいんだぞ!そのかわり、なんてったっけなぁ?お前の先輩・・・。あいつが犠牲になるだけなんだから・・・。俺達はどっちだって、いいんだぜ?命令はどちらか一人にって話だったんだからなぁ・・・』
 綾の方は、ようやく状況を飲み込めた。
 そうなのだ、冷静に考えれば“同じようなこと”を言われていても当然だったのだ。
『おい!どうすんだよ!豚っ!嫌なのか?それともしるしを喜んで受けるか?どっちだ? はっきりしろ!』
『わ、私に!優子にしるしを下さいっ!』
 ステージの上で、綾が言葉にならない悲鳴を上げた。
「あ゛あああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!! あ゛あ゛ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」
『ほほう・・・。なかなか、仲間思いのいい返事じゃないか・・・。だが、俺達はそんな通り一遍のおねだりじゃ動かねぇぜ? お願いする時の言葉を教えてやるよ!へへへ・・・』
 録音の中で男が優子の耳元でこそこそと囁いているらしい。
 その時に綾の調教師が綾に勝ち誇ったように言い放った。
「ははははは、やっぱりお前は肉便器が相応しいな! せっかく自分のために耐えていた後輩を責めて辱めるなんて、お前は人でなしだよ! 人間失格だ!!」
 涙と鼻水で綾の顔がクシャクシャ顔が歪む。
『おらっ!どうした??言えないなら、言わなくてもいいんだぞ?ひゃはは』
『待ってっ!・・・待って下さい。言います・・・・・・言いますから・・・・。』
 「どうだ、人間でいたくないだろう!? 自分が人間だなんて思えないだろう?」と綾の調教師は、さらに言い含める。
『み、皆様、牝豚優子はこのお屋敷で飼われる飼い豚です。ど、どうか、この卑しい家畜豚の優子に、誰が見ても変態のド淫乱な牝豚だとわかるように入れ墨を入れて下さい。お願いします。取り返しのつかない身体になってもかまわないんです。一生、男の人の股の下で這いつくばって生きていきます!』
 鞭で打ち据えられた優子は、涙で霞んだ目で綾の方を見た。
「綾! お前はまだ優子のように誓ってはいなかったな。肉便器として生きるなら、今聞いてやるぞ! 人間だなんて恥かしくて生きていられないだろう?」
 そう言って、綾を後ろから調教師が抱きしめた。
 ───ダメ! 綾さん………。
 そう強く叫びたかったが、それですぐに2人揃って殺されてしまうかもしれない。
 調教師が再び綾をグッと強く抱きしめた。
「どうだ? 肉便器になれば何も考えないで生きてられるぞ? うん? 優子も豚として幸せに生きられるしな」
 調教師が綾の耳元に誓いの言葉を囁く。
 綾は赤ん坊が何かを言いだけに口をパクパクと開けたかと思うと、独り言のように誓いを口にし始めた。
「み、皆様…、私は人を信じることができない……最低の人間…です………。私には……人間として生きる…資格が……ありません。これからは人間であることを辞めて……このお屋敷で使われる……肉便器になります。……ど、どうか、この汚い便器に……皆様の小便や大便……精液やオリモノも食べさせて下さい……。自分のことを……人間だと思わないで済むように……死ぬまで便器として…私を使って下さい……。お願いします。」
 綾の言葉を聞いて、優子はとうとう叫んでしまった。
「鬼ーっ!! 悪魔ーッ!!! うあああぁぁぁぁ! ああああぁぁぁぁ~!!!」
 泣き叫ぶ優子を踏みつけて、調教師はさも以外だとでも言うように笑った。。
「ふふっ、鬼でも悪魔でも、お前たちのように豚や便器じゃないんでね。はははははははは……」
 観客からは拍手が沸き起こる。
 優子はそのままステージの上で泣き崩れてしまった。
 そして綾は誓いの言葉を言い終えると、調教師とスタッフの男たちの手によって透明な硝子ケースの中に入れられた。
 その上には簡易便器が取り付けられている。
 泣き続けている優子も鉄製の檻に入れられた。
 司会者が中継ぎの挨拶をする。
「これで本日のショーの第一部を終了し、ただ今より30分間の休憩をいただきます。どうぞこの憐れな豚をごゆっくりと鑑賞し、ただ今新たに設置する“便器”をトイレとしてご利用下さい。最後に、担当した調教師の2人にもう一度盛大な拍手をお願いいたします」
 観客の拍手に見送られながら、優子と綾はステージの両端から客席の後ろの方へと運ばれた。
 ショーの第2部が始まるまで、優子は単なる談笑の肴として蔑まれ、綾はトイレとして実用された………。

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